子供が朝起きられないのは病気が原因の事も!?何科を受ければ良いの?

共働きの家庭が増え、子供が朝なかなか起きなくて困っている親が非常に増えています。中には起きても頭が痛いとか気分が悪いと言う子供に対し、イライラの限界で子供とランドセルを外に放り出して出勤してしまったお母さんまでいるとか。

朝起きられない・頭痛・食欲が無い・お腹が痛い・気持ち悪い等の症状が見られたら、「起立性調節障害」という病気かも知れません。

私も小学校4年生の時にこのような症状があり、病院で検査しましたが異常無しと診断され、父にサボるな!と酷く怒られて本当に辛かった事があります。もしかすると私も起立性調節障害だったのかも。。。

今回は起立性調節障害の原因や治療について調べてみました。

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起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)とは?

起立性調節障害とは文字通り、立ち上がったときに脳や体の血圧が維持できない状態の事を言います。

人は立ち上がると、血液が重力によって下半身に溜まります。健康な人は脳や全身の血圧を維持するために下半身の血管を収縮させて血液を循環させるのですが、起立性調節障害はこの機能が正常に働かないので立ちくらみやふらつきが起こりやすくなります。

また、血液によって運ばれる酸素や栄養も体に回りにくいので、すぐに疲れたり、回復が遅れたりします。併せて脳の血流も悪いので、思考力は低下し、集中力もなくなってしまいます。起立性調節障害の子供はごろごろと横になっている方が体が楽なので、病気を知らない他人から見るとだらしがないと思われやすいのです。

起立性調節障害は主に下記のようなの症状がみられます。

  • 朝起きられない
  • 怠い
  • 食欲がない
  • 腹痛
  • 午前中に頭痛がする
  • 立ちくらみする
  • 集中できない
  • 夜なかなか眠れない

私も当時このような症状があり、大きな病院に行って診察や血液検査を受けたのですが特に異常はなく、「ストレスから来るもの」として結論づけされました。20年以上前の話ですし、当時は起立性調節障害(OD)についての認知度はかなり低かったですが、家族や周りの人にサボり扱いされるのがとても辛かった事を鮮明に覚えています。

現在では、診察や血液検査を受けても異常が見当たらなかった場合の多くは起立性調節障害(OD)と診断されるようになりました。

 

ODの判断基準

起立性調節障害(OD)かどうかの判断基準は

  1. 立った際に一時的に下がる血圧の回復に25秒以上かかる
  2. 立ったときの心拍数が1分間に115以上か立つ前より35以上増える
  3. 起立中に突然血圧が下がり意識の低下、消失が起きる

等、これらに当てはまるかどうかを判断の基準としています。

また、心理面から影響があるのかを確認するために問診で

  • 「学校を休むと軽くなる」
  • 「気に掛かっていることを言われると悪化する」

等を聞く場合もあります。

 

ODの原因

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起立性調節障害(OD)の原因は、自律神経系のリズムが健康な人よりも夜の方にズレてしまっている事にあります。夜に交感神経が活発になっているので夜になると体の調子が良くなったり、寝つきが悪くなったりします。

それではなぜ、自律神経系のリズムが夜の方にズレてしまったのでしょうか?

自律神経の不調は主にストレスからくるものです。やっぱり根本の原因はストレスなんです。本当に都合の良い言葉ですよね。しかし、ストレスと言っても様々な種類がありますよね。ODの原因となる主なストレスを以下にまとめました。

 

子供の身体的・心理的特徴が原因によるストレス

身体的特徴としては、ぽっちゃり体系でそのことが原因でストレスとなる言葉をかけられる事、心理的特徴は、周りに流されやすく、自己主張が苦手で言いたいことが上手く言えない事によるストレス等が挙げられます。

 

心理的ストレス

友達とのトラブル・勉強が分からない・学校が楽しくない・家庭内の問題・恋愛についてなど、様々な心理的ストレスがあります。それらが負担となって自律神経が不調になってしまいます。

 

オーバーワークによるストレス

学校・部活・習い事等、真面目に取り組むが故に疲労が蓄積し、ストレスを感じるようになります。また、病気後に後れを取り返そうと勉強に取り組むものの、なかなか追いつけずに焦りとストレスを抱える中高生も多いです。

 

学校が嫌いで行きたくないという思いからのストレス

心理的ストレスの部類に入りますが、何かしらの理由で学校が大嫌いというパターンです。「学校行きたくないな・・・」と強く願っていたら頭痛や発熱で本当に行けなくなった。なんて事を聞いたことはありませんか?これも一種のストレスと自律神経の影響と考えられます。

一日の大半を過ごす学校が嫌いだと、ストレスをなくすことが非常に困難です。

 

多感な時期(思春期)による一過性のストレス

思春期は精神的ストレス・心理的ストレスが急激に増える時期です。例えば「自我」。「自分は異性からどう思われているのだろう?」「教室で笑い声が聞こえて、自分の事について笑っているのかも・・・」などなど。このようなストレスを感じやすいので思春期の子供が起立性調節障害になってしまうことは多いのです。

 

小児科で受診を

起立性調節障害の疑いがある場合、どの科を受診すれば良いのでしょうか?

ネット等で少し調べられた人ならば、小児科が専門というのがご存じだとは思います。起立性調節障害の疑いのある子供は中学生でも高校生でも小児科で受診しましょう。と、言うのも、心療内科や精神科の場合、起立性調節障害についての知識に乏しく、うつ病ではないのにうつ病と診断されたり、ストレスの問題で片づけられたりと、正しく診断できないケースがあるからです。

 

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ODは治るの?

まず、治るというゴールをどこにするのかという問題がありますが、ここでは「普通の生活が送られるようになる」をゴールとして考えると、大人になるまでに9割以上の人が治っています。しかし、大人になっても男子で24%、女子49%に症状が残っているとの統計も。この数字だけを見ると恐ろしいですが、症状が残っている人でも症状の対処法を会得し、普通の生活が送られるようになっているので、現在苦しんでいる人も将来は治る可能性が大いにあるという事です。

今、苦しんでいるから早く治したい。という気持ちばかり先走ると、逆にそれがストレスとなる場合もあります。小児科の先生と相談しながら、焦らず着実に原因となっているストレスをなくしていきましょう。

 

まとめ

  • 起立性調節障害とは立ち上がったときに脳や体の血圧が維持できない状態の事
  • 起立性調節障害の原因は自律神経系のリズムのズレによるもの
  • 自律神経系のリズムのズレの根本の原因はストレス
  • 中高生も小児科で受診が可能
  • 治らない病ではない

子供が朝起きられない原因となる病気は起立性調節障害の他にも低血圧や低血糖などもあります。症状をみて適切に対処をしましょう。

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